初・権現岳!八ヶ岳テント泊1泊2日(1日目)

2023年6月4日~5日、ちょうど台風が抜けて前線も連れて行ってくれたので、八ヶ岳にいってきました。

梅雨に入ってしまい最近は雨続き。天気が良くなるのを今か今かと待っていたのです。

八ヶ岳・権現岳 観音平⇒青年小屋(テン泊)⇒権現岳⇒三ツ頭⇒天女山 / gakuさんの天女山権現岳(山梨県)三ツ頭の活動データ | YAMAP / ヤマップ

北八ヶ岳は昨年一通り歩いたのですが、南は編笠山と天狗岳の頂を踏んだのみ。赤岳や横岳など、中心部というべき部分はまだ歩いたことがありません。

「コケに覆われた静かな森」という印象の北側に比べて、荒々しい岩山が連なるという南八ヶ岳。その最南端の権現岳に行くことにしました。

権現岳を選んだのは、編笠山と青年小屋までの道はすでに様子を知っているからです。

また、テント泊用にバックパックをちょうど新調したのでぜひともテント泊をしたく、青年小屋に泊まるために権現にしたという事情もあります。

権現岳に至る道は3つあり、それぞれ青年小屋、三ツ頭、赤岳から延びています。

このうち最も難所が少ないのは三ツ頭からの道です。

天女山もしくは観音平の駐車場から三ツ頭を経由して権現岳。これを日帰り往復するのが一番簡単な気がします。

ただ今回は前述の通りテント泊したかったため、青年小屋を利用するプランをたてました。

1日目:
小淵沢駅⇒観音平⇒青年小屋(幕営後、編笠山)

2日目:
青年小屋⇒ギボシ⇒権現岳⇒三ツ頭⇒天女山⇒甲斐大泉駅

車を持っていないので小淵沢駅を利用します。そこから乗り合いタクシーを使うつもりが、時期が早くてまだ運営を開始していませんでした。

普通のタクシー使えばいいだけですが、

「Newバックパックの使い心地を確かめるためにも1日10キロ以上歩いたほうがよかろう」

そう考えて駅から歩くことにしました。

今回のルートで一番の難所は権現岳手前のギボシです。Youtubeで予習済みですが、急な岩場・鎖場が連続すると聞きます。

いったいどんな場所なのか。。あまりに無理そうならおとなしく引き返そうと決めて出発しました。

小淵沢駅から観音平

毎度おなじみ、あずさ1号で小淵沢駅に到着。

タクシーに乗り込むほかの登山者をしり目に靴ひもを締めなおし、日焼け止めを塗り、準備ができたらいざ出発です。

道すがら「道の駅こぶちざわ」の横を通り過ぎました。直売所とレストラン、日帰り温泉も併設しているナイスな施設です。

今回は寄りませんが下山後に立ち寄ってもいいかもしれません。

しばらく道路に沿って登ったら舗装路を外れて、スキー場みたいな斜面を登ります。登山口はまだだけど、すでに結構楽しい。

たっぷり2時間半かけて観音平に到着しました。

時刻は昼前。もう下山してきている登山者もいます。

もっと早く歩けるつもりでいたのですが、想像以上にテント泊装備の重さに体力を奪われました。

最近デイハイクばかりだったので、ペース感覚の違いに戸惑いを感じます。

観音平から青年小屋

観音平の登山口から青年小屋までは4キロほど。すでに駅から登山口まで10キロ近く歩いているので気分はすでに後半戦です。

当初は青年小屋でお昼にしようと思っていましたが、想定より遅くなったのと、そこそこ疲労を感じたので押手川でお昼にすることにしました。

遅れているといっても、1泊する計画なので時間はたっぷりあります。行動食温存のためにパスタでも食べようかな。

いまだにメスティンと家庭用のガス缶を愛用しています。コスパ最強です。

ただし風に弱いのが難点。あとバーナーがまあまあ重い気がします。

お昼を食べて元気になったら編笠山を巻いて青年小屋に到着。

山道より登山口にたどり着くまでの距離のほうが圧倒的に長いので、おとなしくタクシー使えばよかったと思いました。(あたりまえか)

小屋で800円を支払いテント場を使わせてもらいます。

平らな土の上に幕営。ぬかるんでもおらず快適でした。寝心地もよさそう。

一方、水場までの道はぬかるみまくりです。ちょっと距離もあるので水汲みは登山靴ぬぐ前に済ますのがベター。

水場の水量は豊富で、とてもおいしい水が汲めました。とても冷たくて手を付けるとピリピリします。

編笠山

テントを張って身軽になったら編笠山のてっぺんを踏みに行きます。

編笠山は大きな岩がごろごろしていて蓼科山みたいです。八ヶ岳の最北と最南が似ているのはなんか面白い。

岩の隙間にはイワカガミが咲いていました。6月上旬だとまだ咲き始めのようです。

山頂には誰もいません。なんか新鮮。

日曜の15時過ぎなので当然か。

誰もいない山頂で明日行く権現を眺めながら食事にしました。お湯が沸くのを待ちながら山並みを眺めます。

一番目を引くのが青年小屋の真上にそびえるギボシ。右側の、むしろギボシの肩のように見えるのが権現です。

ギボシの西側の斜面はえげつなく抉れています。青年小屋からそこに向かってまっすぐ道が延びているのが見えるけれど、まさかあそこ歩くのかな??

地図と突き合わせてみると、あの「抉れ」を右に巻いて、ちょっとトラバースしてからギボシのてっぺん目指す感じ。マジであそこ歩くっぽいです。

もう少しのんびりしたいけど、日が陰って寒くなってきたので戻ることにしました。

山で1泊するとびっくりするほど時間に余裕がもてます。日帰りじゃこうはいきません。スケジュールの厳しさで言ったら日帰りのほうがハードですね。

次は防寒しっかりしてもっとのんびりしたいな。

>>2日目の記事につづきます


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gaku
自然と運動をこよなく愛するアラサー会社員。 主に東京近郊の低山をうろうろしているが、最近は八ヶ岳エリアが気になっている。ダイビングに目覚めて伊豆の海にも進出中。 2022年の目標はテント泊登山にチャレンジすること。