【あの山はなんて名前?】山座同定アプリを紹介

「あの山の名前はなんだろう?」

山頂に立って素晴らしい景色に出会えた時、今見えている山の名前を知りたくなった経験はだれでもあると思います。

いつも頼りになるGoogle先生も名前がわからないことには検索できません。(画像検索とかは置いておきます)

この記事は冬に書いているのですが、冬は空気が澄んでいて遠くまで見えるので景色を目当てに山に行くことが多いです。山の景色を120%楽しむため、山の名前を知る方法を調べました。

昔ながらに地図とコンパスを使って同定する方法もありますが、今はスマホのアプリで簡単に調べることができます。

実際に2つのアプリを使ってみた体験をもとに使い勝手を紹介します。


AR山ナビ(無料)

AR山ナビ -日本の山16000-
AR山ナビ -日本の山16000-
開発元:Noriyoshi Tsunashima
無料
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ARというのは拡張現実(Augmented Reality)の略で、現実世界に仮想データを重ね合わせて表示する技術のことです。

AR山ナビにおける現実世界というのは、実際に見えている景色のこと。仮想データは地図データを指します。

使い方は簡単で、カメラで景色を写すと景色の上に地図データのガイドラインが表示されます。ガイドラインのピークには山の名前が表示されているので、ラインを実際の山並みに沿うように調節すると山の名前がわかる仕組み。

AR山ナビの操作画面
AR山ナビの操作画面

無料アプリですが山の名前を調べるだけなら十分事足ります。とりあえずインストールしておいて損なしです。

今いる場所の景色はもちろん、位置情報を指定したり、写真の位置情報を使ったりして、特定の場所からどんな山が見えるかを確認することができます。

こんな使い方ができる
  • 今見えている山の名前を調べる
  • これから行く予定の山からの景色をシミュレートする
  • 自分で撮影した写真に写っている山の名前を調べる

Peak Finder(iPhone: 610円、Android: 560円)

PeakFinder
PeakFinder
開発元:PeakFinder GmbH
¥610
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こちらは買い切り型の有料アプリです。AR山ナビで紹介した使い方にはすべて対応しています。

デザインと操作性はPeakFinderのほうが洗練されています。好みの問題かもしれませんが僕はこっちのほうが好き。

PeakFinder:富士山から見た南アルプス
PeakFinder:富士山から見た南アルプス

ガイドラインなしだとこんな感じ。

PeakFinder:ガイドラインなしの場合
PeakFinder:ガイドラインなし

AR山ナビではできない機能を紹介しておくと、PeakFinderはスライダーで日付を調節しながら日の出・日の入りの位置と時刻を確認することができます。この機能は、御来光やダイヤモンド富士撮影のための場所選びに役立つハズ。

試しに石割山から富士山を見た時に、ちょうど富士山の山頂に日が沈む日にちを調べてみました。

スライダーで日にちを調節して、太陽の軌道が富士山にあうようにすると・・・

PeakFinderの操作画面
PeakFinderの操作画面

2022年1月17日の16時11分に石割山の山頂にいれば、富士山の山頂に日が沈むところを見られることがわかりました。

こんな使い方ができる
  • 今見えている山、写真に写っている山の名前を調べる。
  • これから行く山から見える景色をシミュレート。
  • ダイヤモンド富士の撮影場所・日時を選定。

まとめ

山の名前を調べるのに役立つARアプリを2つ紹介しました。迷ったらとりあえずAR山ナビを入れておけばOKです。

プラスアルファの機能や操作性が欲しいならPeakFinderがおすすめ。有料なだけあって機能は上です。


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gaku
自然と運動をこよなく愛するアラサー会社員。 主に東京近郊の低山をうろうろしているが、最近は八ヶ岳エリアが気になっている。ダイビングに目覚めて伊豆の海にも進出中。 2022年の目標はテント泊登山にチャレンジすること。