2023年9月、アメリカでジョン・ミューア・トレイルを歩いてきました。
ジョン・ミューア・トレイルは、アメリカ合衆国のカリフォルニア州にあるシエラネバダ山脈を横断する、全長211マイル(340km)の長距離ハイキングルートです。
せっかくブログをやっているのでその時の記録を投稿していきたいのですが、まずは「そもそもなんでそんなことをしようと思ったの?」について、自分の頭の整理もかねて説明しておきたいと思います。
目次
海外トレイルへの憧れ
考えてみると、もともと海外のトレイルに興味と憧れみたいなものがありました。
海外の自然の中を歩いてみたい。純粋に日本と違う景色や生き物なんかを見てみたい。そんな興味がありました。
その一方で、日本の山ですらここ2,3年で始めた自分にとっては、海外で長期のハイキングをするということがどういうことなのか想像がつかなかったんです。
その時に、僕はその想像がつかないことにチャレンジしてみたいという憧れを持ったのだと思います。「今は想像がつかないことをできるようになっている自分」を思い浮かべた時に、なんとなくかっこいいなって思ったんです。
そんな興味と憧れを抱いたきっかけは、過去にニュージーランドへ旅行したことでした。
その時に、現地でハイキングが人気のアクティビティだと知りました。ニュージーランドのトレイルを歩くために世界中からハイカーが訪れると聞いたとき、そんな楽しみ方があるのかと思ったものです。
ジョン・ミューア・トレイルなどのアメリカのトレイルの存在を知ったのは、さらに最近のことで、2023年の1月くらいに、確かYAMAPのマガジンで取り上げられていたのを読んだのが最初でした。
そしてちょうどその翌月の2月に会社を辞める決断をしました。
でもこれは、別にそのマガジンを読んで、トレイルを歩くために辞めたわけではないんです。
会社を辞める
辞めた理由については、こちらも気持ちの整理と記録をしたいので、もしかしたら別の記事に書くかもわからないですが、簡単に言うと、その時やっていた仕事の将来性に影りが見えてきて、そろそろ別の仕事を覚えないといけないと言うタイミングだったんです。
普通に考えると、「じゃぁ社内で別の部署に異動しようか?」と言う話になると思うんですけど、残念ながら社内で異動したい部署もやりたいことも思いつきませんでした。
でも実は、社内に限らなければやってみたい仕事自体はあったので、もうこれは会社を替えるしかないなとなりました。
そして前々から、もし会社を辞めるならすぐには再就職せずに、半年くらいバカンスしてやろうと思っていたんです。
幸い、自分はお金を使う質ではなく、残業代もそれなりにもらっていたので、1年間の生活が何とかなる(+遊べる)程度の貯金はありました。
こうして気づいてみたら、自分の気持ちや経済状況と、キャリアの転機みたいなものが、バチバチと噛み合って会社を辞めるに至ったのです。
バカンスの過ごし方
そんな決断を2023年の2月にして、早速上司に伝えて、抱えていた業務を片付けたり有給を消化したりで、4月末付で退職することにしました。
ボーナスを待たずに4月で片をつけたのは、満を期して夏山シーズンを迎えるためです。
そしてせっかく作ったバケーション、仕事をしていたらまずできないことをやりたい。そうだ、ちょうど気になっていた海外トレイルに行ってみよう。となりました。
ここで、まずニュージーランドが頭をよぎりますが、ニュージーランドは南半球なので四季が逆です。
じゃあ季節的にアメリカのトレイルを歩くのが良さそうだ。そして歩くなら世界中のハイカーの憧れとされている、ジョン・ミューア・トレイルに行ってやろうと考えたわけです。
まとめ
ここまでつらつらと当時の気持ちを思い出しながら書いてみたのですが、思いつく事はこれで全部です。
突然、会社を辞めて海外旅行して、そこでバックパッカーの真似事をしつつ、1人で山の中をキャンプしながら歩き回ってきた。端から見るとわけわかんないと思います。
自分探しに目覚めちゃったのかな?みたいな
実際古い友達からも、「悩んでるなら相談乗るよ?」なんて心配をされました。
でも実際のところはそんなに深いこと考えてなくて、心の隅っこに「海外で歩いたら、もしかしたらとっても楽しめるんじゃないか?」と言う期待が眠っていたところに、成り行きでチャンスが巡ってきた、と言うだけなんです。
結果的にはすっごく楽しくて、2023年はこれまで30年ちょっと生きてきた中で、文句なしに一番楽しめた年になりました。
この記事は2023年の年末に書いていますが、2024年は再就職を成功させて、今年よりももっと楽しい年にしたいと思っています。
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