JMT日記:ロサンゼルスの治安について

2023年8月28~29日。二日間滞在したロサンゼルスで、治安について感じたことを書いていきます。

実のところ、治安の良し悪しはエリアによってかなり差があるらしいのですが、宿泊したホテルの周りはちょっとやばそうな雰囲気でした。

安いし、ユニオンステーションが近くていいやと思って、ダウンタウンでホテルとったのが良くなかったんですね。


街中

治安が悪いエリアがどういう感じかというと、まずホームレスの方がたくさんいます。

公園のベンチで寝ていたり、橋の脇や倉庫の裏につぎはぎのテントがずらっと並んでいたりします。

道路に直接寝ている人も結構います。

そして、建物の壁や道路にペンキで落書きがされていて、そういうエリアの建物の窓には決まって鉄格子がはまっていました。

車上荒らしも横行しているようで、道路にはフロントガラスの破片がよく散らばっています。

そんな場所だからなんでしょうけど、施設の駐車場なんかはフェンスでがっちり囲われていて、上に有刺鉄線と監視カメラが設置されていました。

鉄格子といい、有刺鉄線といい、同じ街の住人を「外敵」扱いしないといけないとか。。

なかなかしんどい状況ですよね。

クスリやってるよね??

メトロレイル(地下鉄)で移動しながら観光したのですが、どうも様子がおかしい人と乗り合わせました。

上体をゆらゆらさせながら一人でずっとブツブツ言ってます。

そして、おもむろにタバコのようなものを取り出して、火をつけて吸い始めました。

でも、においがタバコじゃないんだよなぁ

カリフォルニアでは2016年から大麻の使用が合法とされています。

なので法律的には問題ないわけですが、社会に悪い影響を与えていそうに見えました。(わざわざ導入した以上、きっといい面もあってのことなのしょうけど)

あと、電車内で喫煙はOKな文化なんだろうか??(違いそうな気はする)

こちら↓の写真は僕が泊ったホテルの近所ですが、看板に描いてあるのは大麻の葉っぱです。大麻の過剰摂取でたくさん死んでるぞ!みたいなことが書いてあるっぽい。

考えたこと

道で寝ていたり、ちょっと様子がおかしかったりするのは、黒人系の人の場合が多いです。

差別するつもりはないし、したくないですが、こんな環境だと無意識で黒人系の人にネガティブなイメージを持ってしまわないか心配になります。

ネガティブイメージが定着して、それが就職や就学で不利に働けば、黒人系の人の収入が低くなる⇒貧困に陥る人が増える⇒さらにネガティブイメージが補強される、というサイクルが出来上がってしまうかも。

世界一の経済大国アメリカ。その第二の大都市、ロサンゼルス。

そのロサンゼルスに、こんなにぼろぼろに生きている人たちがいて少なからずショックでした。