2023年8月28日、10時間のフライトを経てロサンゼルス国際空港に到着。
トレイルに向かう前に、ロサンゼルスで物資を調達することにします。
目次
行動計画
ロサンゼルスには2泊しました。
アメリカ本土を踏むのはこれが初めてなので、何も勝手がわかりません。
交通機関の使い方、スーパーでの買い物、ホテルのチェックイン・チェックアウトなどなど…
どれも大したことではないのですが、何をするにも不安しかなくて、ちょっと気持ちを落ち着けるためにも拠点を確保してゆっくりしたかったのです。
ロサンゼルスの次は、トレイルヘッドにほど近いインディペンデンスという小さな田舎町に向かう予定。
大きなお店はなさそうなので、ロサンゼルスでハイキングに必要な物資をそろえてから向かいます。
アウトドア用品の調達
シエラネバダのトレイルでは、ベアキャニスターの携行が義務付けられています。
ベアキャニスターは頑丈なプラスチック製の容器で、熊には開けられない構造になっています。
これに食料を入れておくことで、においの拡散を防止することができます。また、仮に熊が寄ってきたとしても、食料にアクセスできないので、味を覚えられることはありません。
こうすることで、人を襲う熊が出ないようにしているんですね。
人を襲うようになった熊は処分されてしまいます。人にとっても熊にとっても必要な取り組みなのです。
ベアキャニスターは日本でもネットで購入できますが、送料がかかるのと、嵩張るし重いので現地で調達することにしました。
ちょうどホテルの近くに小さな登山用品店を見つけたので、まずはそこを訪ねました。
「Hi! Do you have Bare Canister?(あってんのか?この英語…?)」
片言英語と身振り手振りで聞いてみると、どうやら扱っていないらしい。
店員さんが言うには「REIに行くといいよ」とのことでした。
「REI?なにそれ?」
調べてみるとそういう大型ショップがあるらしい。
ちょうど観光しようと思っていたサンタモニカに店舗があったので、観光がてら立ち寄ることにします。
サンタモニカのREIでベアキャニスターを無事購入。
また、ガス缶もここで購入しました。飛行機には乗せられないですからね。
会計の時に店員さんになにか言われて、よくわかんなくて3回くらい聞きなおしたんですけど、「入会すると割引が効くよ」っていうだけでした。
英語力が貧弱で不安しかない…
店員さん、根気よく説明してくれてありがとう。でも当分使わないので入会しないっす。
ベアキャニスター
購入したのはBear Vaultの最大サイズ、BV500です。
BearVault | Bear Canisters Built to Keep – BearVault®
どれだけ容量があればいいのか分からないので、とりあえず一番大きいものを選びました。
高さ:32cm、直径22cm、重量:1145g(いずれも実測値)
なかなか巨大です。
このサイズはザックに横向きに収納できないので、一つ下のBV475がちょうどいいかもしれません。
もちろん収納できる量も減るので、その辺は一日の食事量、ハイキングの日数との相談になります。
蓋には写真のような爪がついており、この爪を押し込まないと蓋が開かない仕掛けになっています。クマさんには難しいでしょうね。
食料の調達
REIでは登山用のフリーズドライも豊富に取り扱っていました。
高いけどおいしいらしい、という前評判は聞いていたので、いろいろ買ってみます。
1パック2食入りで14ドル。
このころは円安で、150円/ドル位したので、2100円相当です。たっかい。
その他の食料は、ホテル近くのスーパーで保存が効きそうなものを適当に購入しました。
シリアルバーやビスケット、後はオートミールなど。
どのくらいならベアキャニスターに収まって、担いだ時の重さはどんなもんで、1日に食べる量はどれくらい?
そういったことが体感として分からないので、とてもとても不安です。
知らない土地に来たという興奮と、先行きが見通せない不安に包まれたロサンゼルスでした。