今年一番の目標はJMT(ジョン・ミューア・トレイル)。JMTを歩くために諸々準備中です。
JMTはアメリカ・カリフォルニア州のシエラネバダ山脈の山々と、いくつもの湖を縫うように300キロ以上にわたって延びるトレイルです。
当然途中で補給をせずに歩き通すのは現実的でないので、5~6日歩いては町で食料等を補給することを繰り返す計画でいます。
それを念頭に、このたびULザックを購入しました。
長期間歩くことになるので、体への負担を減らすために軽量であること、そして野営装備+日数分の食料が入ることが要件です。
JMTではクマを呼び寄せないために食料を専用の容器「Bear Canister(ベア缶)」に収めることが義務付けられています。
ベア缶はプラスチックでできた円筒形の容器で、ねじ式の蓋を閉めることで食べ物のにおいを遮断し、仮にクマが容器を見つけても中の食べ物にアクセスできないようにするものです。
対クマ用なのでしっかりした作りになっているようで、ざっくりスペックは
- 直径:20cm
- 高さ:30cm
- 重量:1kg
といった感じです。嵩張るし重い。
海外のブログなどではザックの上にベア缶を括り付けている写真を見かけるのですが、あまり安定しないということで、ザックの中に収める方向で考えることにしました。
野営装備+ベア缶を収めるには50Lはほしいです。
50L以上のULザックということで、次の3つが候補にあがりました。
- ブランド:Hyperlite Mountain Gear
- 容量:55L
- 重量:896g
Hyperlite Mountain Gear 3400 Windrider 55L Ultralight Backpack | Hyperlite Mountain Gear
- ブランド:Gossamer Gear
- 容量:60L
- 重量:914g
ポケットをうまく活用すると良いという店員さんのアドバイスに従って、ポケットのないPORTERはまず除外。
最終的にWINDRIDERとMariposaを背負ってみて、しっくりきたMariposaに決めました。
ショルダーベルト、ウエストベルトが比較的しっかりしていて、普通のザックに慣れてしまっている僕でも違和感なく背負えます。
もともと僕はグレゴリー/バルトロ65を使っていました。
左がバルトロ、右がMariposaです。どちらも空ですがこの時点でかなりサイズ感が異なります。
Mariposaを構成するパーツはいたってシンプルで、背面のパッド、アルミフレーム、ウエストベルトを取り外すと、「ショルダーベルトがついた薄い袋」として本体が残ります。
構造を簡単にすることで軽量化しているのですね。バルトロ65と比べると1kg以上軽いので、手に持ってみるとびっくりします。
こんなペラペラのザックでテント装備を担げるのでしょうか。。
しばらく使ってみて、使い勝手を確かめたいと思います。
Hyperlite Mountain Gear 3400 Porter 55L Ultralight Backpack | Hyperlite Mountain Gear