JMT日記:アメリカの小さな田舎町で牛若丸の絵を見つける

2023年9月2日。偶然空き時間ができたので、インディペンデンスの町の博物館を見学しました。


Eastern California Museum

町の小さな博物館「Eastern California Museum」にやってきました。

小さいながらも、地域の植物を集めたガーデン、付近で採取された鉱石、この辺りで暮らしていたネイティブ・アメリカンの手工芸品など、地域に根差した展示が見られます。

館内はこんな感じ。

岩石類の展示。野ざらしだけど、自然の状態そのままといえばそのままかも。

ガーデン。

かなり乾燥しているので、もともとこの土地に自生している植物しか生きていけないんじゃないかな?

日系人の強制収容

博物館のフロアの一角は、太平洋戦争時の日系人の強制収容に関するコーナーになっています。

というのも、ここインディペンデンスの町から10キロほどの場所に強制収容所の一つ、マンザナー強制収容所があったのです。

この記事のトップ画像、武蔵坊弁慶と牛若丸の絵は、収容されていた日系人が描き、収容所のホールに飾られていたものだそうです。

恥ずかしながら、ぼくは日系人の強制収容なんて歴史はよく知らなかったし、何となく訪れた田舎の博物館でこの絵を見てとても驚きました。

こんな荒野の真ん中に強制移住させられるのは、相当しんどいだろうと思いますし、それだけ当時の日系人への風当たりが厳しかったのだろうと想像します。

たまたま見学できてよかったです。